昨日は花園神社の酉の市へ行ってきました。金回りのよっさそ~な見た目が仁義な男たちが「これでもかっ!」というくらいにデカい熊手を買う姿はとてもかっこよかったです。私もそれを真似して熊手通りをウロウロしましたがなんせ値段が書いていないので微妙に手が出せません。せいぜい手が出せる(自分の身の丈に合っている)のは5千円レベルですので小さい熊手を買いました。いつかはデカイのを買って粋な男たちに三本締めと掛け声を掛けられながら「縁起」をいただきたいです。でも、あんなデカいのっていくらぐらいするんだろー。最低で5万は必要だね。
そんなことを考えながら露店でビールを飲んでいたら、「仁義なき戦い」に出てきそうな菅原文太に似た昭和のおじさんが酔っ払いながらどでかい熊手を担いで店を出ようとしました。足元がちょっとふらつき気味で熊手の鈴が「ちゃり~ん」と落ちてしまいました。そして、その鈴が「ちゃりちゃりちゃり~ん」と私たちが飲んでいた場所近くに転がってきたのです。
私は思わずその鈴を拾いました。そして、菅原文太似の奥さんに渡したら、「どうも~」と受け取りました。その瞬間、菅原文太似の昭和おじさんは奥さんからその鈴を奪い、「おお、ありがとう! 縁起物だからとっといて!」と鈴をくれました。うわー、なんて、縁起がイイんだ!
縁起を担ぐ男って本当に粋だなぁと思う夜でした。
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