それも、寝る前や昼寝前など、必ず。儀式のように。
まだ2歳のくせに、踏ん張るような声を漏らしながら……。
私はこれから先、娘の性欲というか気持ちいいことの、長い戦いになることをとても不憫に思った。
だって、実際にセックスするまでまだまだ長いでしょーよー。
私は小学校6年生のときにセックスがしたくてしたくてたまらなくって、
家のベランダの手すりに「セックスしたい」と落書きをした。
学習机にコンパスの針で「SEX」と書いては何度も何度も針でそれをぐじゃぐじゃに消した。
そんな、暗くて陰湿な葛藤をこれから何年も何年も娘は体験していくのか……。
かと言って、小学生くらいで性体験して欲しくもないしなー。
うーん。
というか、2歳で誰も教えていないのに「こうすると気持ちいい」ということを発見できたのだから、
賢くなった証拠かもね。
ちなみに、娘に「何してるの?」と聞くと、
ハァハァしながら「……、泳いで…るの」と、答えます。うーん、頭いいかも。
性教育:渕県議「行き過ぎ」 広瀬知事「びっくり」--県議会一般質問 /大分
14日の県議会一般質問で、渕健児議員(自民)が「学校で行き過ぎた性教育が行われている」として、県側の見解をただした。
渕議員は、性器を図解して「鏡に映して見てみよう」と推奨しているもの▽売り場や値段も記した避妊具紹介--など、主に高校生対象に学校現場で作られたプリントを準備。「性教育は性交を奨励する教育なのか」と疑問を呈した。渕議員によると、小学校でも、児童に鏡を持たせて自分の性器を見てもよいと指導する例もあるといい、保護者から「医学的知識と言うが、不快で卑わいな話を強要しているだけではないか」と疑問の声が上がっているという。
広瀬勝貞知事は「大変異様な光景でびっくり。教育には学校、家庭、地域の交わりが必要なのに、これでは理解が得られない」。小矢文則教育長が「学習指導要領の順守を、市町村教委を通じて指導する」と答弁した。渕議員は「直接現場に足を運んで、指導してほしい」と要望した。
議会を傍聴した糸永敏明・県教組教育文化部長は「性へのハードルが低く、誤った情報がはんらんする中、正しい知識を教える性教育自体が否定されてはならない。保護者の理解を得つつ、発達段階に応じた正しいものを」と話した。【梅山崇】
毎日新聞 2007年12月15日
性教育のなかで「鏡で自分の性器を見てみよう」・避妊具紹介するのがなぜに異様なのか全くわからん。ま~、指導されるまでもなく自分の性器を興味本位で見る人は見ると思うのだけれどね。私は小学生のときによく鏡に映して見た。感想は「うゎ、ぐろおおおおお! どうして男はこんなもの好きなんだろう」だった。30越えてからよく思うんだが学校の性教育って「避妊」ばっかり教えすぎ。妊娠の神秘とか女性のからだの不思議ももっと教えればイイのに。あと、最近は昔と比べて男性の精子が確実に減っているからそれも教えてあげたほうがイイよ。もう、性教育は頭のかたいじじいには無理。
子どもに「性」のことを教えるのってなんだか難しい……。そんな思春期の子どもを持つ親に向けて書かれた親子共学―子どもに伝えたい大切なこと / 村瀬 幸浩 親や教師が一方的に「性」の情報を子どもに伝えるのではなく、子どもと一緒に「性」を学ぶことをコンセプトにした良書です。丁寧に、そしてわかりやすく、親と子どもが学ぶ「性教育」のことが書いてあります。付録には女子児童向けの「母から娘へ」・男子児童向けの「父から息子へ」と、2枚のDVDがついているので家庭で「性」について語るよいきっかけづくりになることでしょう!
4人家族の一般的な家庭。男の子も女の子も多感な時期で何やら悩みを抱えている様子。女の子の名前は未来ちゃん。未来ちゃんが性の悩みを打ち明けやすいように男性陣は気をつかって別室へ向かいます。そして、お母さんと未来ちゃんがふたりっきりになり、思春期の女の子の悩み相談が始まるのです。
最近、胸が痛くなったり、下着に白いものがつくようになったことに気づき始めた未来ちゃん。お母さんは自分の体験談を交えながら女の子のからだの変化について、優しく説明します。下着につく白いものは「おりものというのよ」と説明し、「おりもの」の働きや重要性についてわかりやすくお話してくれます。
つづいて、月経のしくみや女性器の名称を丁寧に解説。
また、「女性器の形や色は人それぞれなの」ということまで優しいお母さんは教えてくれるのです。
「女性器は赤ちゃんが出てくるとっても大切なところ」と説明した上で、大切だからこそ、むやみに触らせてはいけないと注意するお母さん。
「女」として先輩でもあるお母さんは生理痛を和らげるための運動、「猫の背中体操」を娘に伝授。
未来ちゃんは「勃起」という言葉さえも知りませんでした。
未来ちゃんはマスターベーションという言葉を聞くのも初めてでした。でも、お母さんはインターネットや悪書に触れる機会が多くなった現代の子どもたちを憂い、きちんと正確に「マスターベーション」の知識を娘に伝えます。
また、「性同一性障害」のことにも触れ、「むやみに差別してはいけない」と性教育とともに道徳について学ばせるお母さんの姿勢は立派です。
![]() | 親子共学―子どもに伝えたい大切なこと 村瀬 幸浩 (2007/03/17) スタジオ・オズ この商品の詳細を見る |
今、この本の作者がJ-WAVEで「性教育」について語っているのだけれど、男子のお悩み1位マスターベーションについての悩み2位包茎3位短小だって。
「親子共学」についているDVDがこれまたすごいわ。ツボりそうです。さっそく買わなくっちゃ!