女子高に通っていた頃の思い出といえば、とりあえずは「男に飢えていた」という思い出くらいしかありません。おまけに、私が住んでいた地方都市はチェーン店が多い、娯楽といえば「カラオケ」くらいの娯楽しかないようなところだったので、ちょっと遊んでいる同年代の高校生たちが悪いことをするとしたら、煙草を吸う、お酒を飲む、暴走行為をする程度のカワイイモンでした。ちなみに、私は女子高時代に煙草を吸ったこともありませんし、酒を飲んだこともありませんでしたし、バイクの免許も持っていませんでした。
オークションでかなーり高値がつけられている白襟のセーラー服(知ってる人は知ってるよね?)を着ている真面目な高校生でした。だけれど、とりあえずは男に飢えていました。
その頃の、私の唯一の楽しみといえば、イカ天が放送される土曜日の深夜くらいでした。土曜日は夜更かしができるので……。そんな、ある土曜日の、16歳の頃の深夜。とりあえずは男に飢えていて、まだ処女だったにも関わらず、むらむらしてどうしようもなかった私は外で番犬として飼っていた「犬(けん)」という名前の柴犬を家族に気づかれないように、自分の部屋に連れ込みました。そして、パジャマとパンツを脱いで、剥き出した自分のおまんこにハムをくっつけて、犬(けん)に向かって、「ほぉら、ほぉら」と、おまんこを突き出しました。「犬(けん)」は私のおまんこにクンクン鼻を近づけてきました。その鼻息が妙にやわらかく、気持ちがよかったので、「お願い、舐めて……」と、犬(けん)に頼んだら、ちょろちょろ~っと、舐めてくれました。でも、犬(けん)はちょうどイイところを舐めてくれず、ハムだけをくわえていきました。
そんな、男に飢えていた高校時代を無事に卒業して、私は東京に出てきて、思いっきり東京ライフを満喫していました。犬(けん)におまんこを舐めさせていた暗い時代のことなど、すっかり忘れていました。
犬(けん)は私が東京に住み始めてから、2年目に他界しました。
16歳の土曜深夜の行為は犬(けん)と私だけの秘密でした。
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