.
.
.
.
.
2006/07/20(木)
蛙の鳴き声が喧しい季節の家路の話である。
田畑に民家もまばらな暗い細道を、バス停から家までの短い距離を歩んだ。 アパートの塀を進みながらふと、ブロック塀の格子のふきぬけから一階の一室の灯りが見えた。
網戸越しに草刈正雄風の髪型の人が肘枕をして、床に置いた漫画らしき雑誌を眺めながら、たくみに逆の手でシャカシャカ動かしているのが見えた。
センズリだと思った。
しかしよく見ると、その人間には腰に丸みがあった。一瞬横顔が見えた。それは30代くらいの女性だった。
(Hさん・40代)
【感想】これはなんというか、つげ義春みたいな世界観ですね。畳に寝そべって自慰に耽る女性、ただ、それだけなのに、別世界に引きずり込まれていきました。
エロ耳袋の投稿募集中
この記事のトラックバックURL
http://sicosico.blog.2nt.com/tb.php/352-4de054f7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック